「ザ・シークレット」 の秘密を 習慣にする秘訣 9 (1)
〔……〕 あなたが欲しい物のことを考えるとその物と同じ周波数を発信します。同時に、あなたは欲しい物のエネルギーもその周波数で振動させるのです。その結果、あなたはその物を自分の方に引き寄せるのです。あなたが欲しい物に焦点を合わせると、その物の原子の振動数が変わり、あなたに向かって振動するようになります。あなたが宇宙で最も強力な送電塔だという理由は、あなたには、思考を通して自分のエネルギーに焦点を合わせる力があると同時に、自分が焦点を合わせたものの周波数を変える力があるということなのです。
P251~252
いよいよ佳境に至った感のある 第9章では、量子物理学と伝統的神学とを統合した、いわゆるニューサイエンス的世界観が存分に展開される。
こうしたテーマは、正直なところ……私にとって非常に重いので、慎重を期するためにも、3回に分けて、それぞれ 1パートごと論じていくことにする。
第 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7 ・ 8 章
“The Secret” の秘密を
習慣にする秘訣 chapter9 (1)
「波動」 なる言葉が使われていなくて幸いだ……。
あまりにも安易に用いられる傾向の強い その曖昧な言葉は、私にとって、《躓きの石》 であるのかもしれない。
とにかく、「周波数」 ならば 拒絶反応を起こすことなく、冷静に論述することができるだろう。
量子物理学におけるジレンマの一つとして、観測者の期待が量子の動向に影響を与えてしまう、というものがある。それは こういうことだ -
あらゆる素粒子 つまり量子は、それぞれ任意の軸方向にスピンしながら空間を行きかっている。 そこで、適切な実験装置を設置して1粒1粒の量子がX方向Y方向のどちらの回転を行なっているかを調べてみると、全ての量子が半々の確率で双方に納まる、というのである。
だが、これは奇怪なことなのだ。
なぜならば、全量子は 「任意の軸」 の周りを巡っているのだから、X方向Y方向という極めて限定された設定に引っかかるものは、本来 ごく僅かであるはずではないか……。
この謎に関しては私見を持っているが、難解きわまりないことになってしまうので割愛することにしよう。強いてこの場で語らなくても、なんら支障はないからである。
で、とにかく、人間の期待に量子が反応する、ということは確からしい。
それでは、その量子=原子が集まってできた物体も同様なのか、ということになるだろう。
……………………。
はっきり言えば、これは信仰の問題なのだ。
そして、信仰した上で行なう実践的問題なのである。
そうなると信じて リアルに想像することができたなら、そのこと つまり願いは実現する……。
実現しないとすれば、それは、その人が本当は心の底から信じてはいなかったからだ……。
そう言うしかないのである。
だから冒頭で、こういうテーマは重い、と打ち明けた……。
私自身 イマジネーションを駆使して、少なくとも 自覚意識上はそう努めて、自分の望む事象を 「引き寄せ」 ようとしてきた。 しかし、思っていたほどの結果が得られたという実感は、正直なところ 湧かない。 それゆえに、自分は潜在意識丸ごとで 《引き寄せの法則》 を信じているわけではない、と見なすしかないのだ。
これでは まるで論述になっておらず、ほとんど “不信仰” 告白であるということを承知の上で、(白状するが) 現在の窮境にあっても希望を失わずにいられる理由を最後に述べよう。
《引き寄せの法則》 に関する一つの確信的理解である -
強く思い描いた結果 引き寄せられるのは、欲している結果そのものではなくて、その目的を達成するのに必要な手段である。
自分が手段を手に入れたと信じている私は、日夜 PC作業に勤しんでいる。
結果は およそ2ヵ月後に明らかになるだろう。
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2010. 05. 13 続
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