「ザ・シークレット」 の秘密を 習慣にする秘訣 9 (3)
“The Secret”
<あなたの秘密>
ただ、ここで問題なのは、最高の愛の波動を放射するためには、自分自身を愛さなければならないということです。自分を愛することは、多くの人にとって難しいかもしれません。もし、今、外に見えているものに焦点を合わせ、よく見てみると、うまくいっていないかもしれません。というのは、あなたが今、自分をどう見、どう感じているかは、今までのあなたの思考の結果だからです。
P275~276
「愛の波動」 !
私にとって最も苦手な言葉が遂に出てきた、という感じだ。
「愛」 と 「波動」……そのどちらも、である。
その理由については、くどくどと語るまい……。
いわゆる 「スピリチュアル系」 が好んで使う これらの言葉に、ほとんど生理的とさえいえるほどの違和感を覚える、とだけ述べておこう。


……で、それを放射するためには、自分自身を愛する必要がある、ということだ。
なぜなのか……?
第
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9-1 ・
9-2 章
“The Secret” の秘密を
習慣にする秘訣 chapter9 (3)
自己愛は、自惚れとは違うし、むろん 自己陶酔とも異なるものである。
自惚れは、己の欠点から目を背けた優越感であり、自己陶酔は、“美しく歪められた” 自我像への惑溺である。
どちらも、長短あわせ持った自己という全体像を排して成り立つ、きわめて恣意的な嗜好心理なのだ。
愛は、欠点をも含めて 全てを受け入れる。
批判をせず、変えさせようともせずに、あるがままを受け入れる……。
「愛する」は、「好き」 とはまるで違う。
嫌いな部分をも含めて、受け入れるからだ。
それ故に、自分を愛することは難しい……。
他者=外界は、自分=内面の鏡である。
自分を愛せるようになったとき、世界はその人に微笑みかける。
在り方そのものは変わらなくても、受け取り方・感じ方が変われば、見え方も一変する。
結局のところ、与えたものが返ってくるのである。
だから 自己愛は、万物からの愛を引き寄せる。
自己は、自我ではなく、心すべてを網羅したものだから、善・悪という価値観を超越している。
自己を受け入れる者は、自我意識の抱く ちっぽけな価値観を吹き飛ばし、世界と和解することになる。
おそらくそれが、あらゆる個人の最高到達点なのだろう。
記事タイトルで 「習慣にする秘訣」 と謳っている以上、自分自身を愛するための心構えをいくつか 最後に記しておこう -
1. 自分を他人と比較しない
2. こうなるべくしてなっているのだ、と開き直る
3. 変えられる部分と変えられない部分があるということを認識する
4. それでも 絶えず変化していることを自覚する
5. そんな自分自身を、放任して、見るようにする
冒頭に引用した文章には、そのあと 次のような言葉が続き、パラグラフが結ばれている。
〔……〕 もし、あなたが自分を愛していなかったなら、あなたが今見ている人は、あなたと同じような欠点だらけの人になるでしょう。
P276
2010. 05. 31 休
ちょっとした勇気づけ
●ルシファーより感謝をこめて
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