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 散文家の “詩 舞 層”    一~三

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もくじ



(夢に出てきたクラスメイトが言った……)



(頭ばかりが重んじられる “文明” 社会……)



附録旧作 (孤独に倦んだ全一存在……)



 



はじめに



 左脳主導型の筆者は、詩人にあらずして 散文家であると自認しているが、


  詩は詠むものではなく、醸し出すものでもなく、
  舞うものなり。

   ……と、かつて誰かが言ったかどうだか、寡聞ゆえに知らないけれども、神話学者のジョーゼフ - キャンベル教授が生前 来日した際の、とても感銘を受けたと本人が後に語っている 〔『神話の力』 ハヤカワ書房 刊〕、次のようなエピソードをご紹介しておこう……。
 その名は失念したが、と或る神社で祝詞などの儀式を見学した後に、それをとても興味深く感じた教授は (相手は神主だったと記憶しているが) たくさんの質問を発した。学者もち前の旺盛な知的好奇心ゆえに、それら質問の数々は、一挙手一投足の意味にまで及ぶ非常に詳細なものであったに違いない、と筆者も想像するところである。
 ところが、ひととおり訊いても まるで理解できなかった教授は、最後に一言、


    つまるところ、あなたがたの教義はいったい何なのですか?


 と尋ねざるを得なかったのだ。すると、しばらく黙って考えていた神主がこう答えるのである   -


 わたくしたちの宗教に、教義と云われるものはないと思います。
 わたくしたちは、ただ、舞うのです……。




    2009年1月15日 筆者




し  まい  そう

散文家の “詩 舞 層”





夢に出てきたクラスメイトが言った
たまにしか笑わないけど 君の目がすごくいいから
僕はいつも君のことを思い出すとき
笑顔の君だけ 想像するのさ


名字も名前も思い出せないけれど
遊んだ記憶もない奴だけど
なんと まあ 泣かせることを言ってくれるじゃないか


ところできみは最近 おもいっきり笑ったことがあるか


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頭ばかりが重んじられる “文明” 社会
十把一絡げで××××のレッテルを貼られ
偽善的な傲慢さから 大切に扱われながら
半分 イッテしまってる かれら……


何をどう間違ったものか
そんな世界で月日を過ごしてみると
“障害” も “病気” も “症例” でさえも
ただの個性であることが見えてくる


人間の本性……
本質的には そう変わるもんじゃない
それは 単なる程度の違いなのだ
人はみんな 自分のことばっかり喋りたがる……


だから 俺は人間が嫌いだ
いつまで経っても戦争をやめないから
……なんていう理由からじゃなくて……


かれらの意外性に新鮮さを感じられた頃……
そう たしかに 結構たのしかったものだ
けれど心ってもんは 無理をしてると次第に擦り切れてくる
いつしか 朝 目が覚めたことに気づいた瞬間
思わず重たい溜息を漏らすようになっていた……


それでも 俺はそんな自分が さほど嫌じゃない
傍目には完璧に適応し尽くし
つけ込まれるような弱みを決して見せないところが……


真にまっとうな人たち……
かれらは むしろ動物に近いのだ
力関係による序列 狡猾なまでの周到さ
モード変換の驚くべき早さ


動物と似ている点がもう一つ……
やることなすこと全てへの 純粋なまでの真剣さだ
その あくまで真摯な挙動不審……
こいつが たまらなく おもしろい


べつに バカにしているわけじゃない
ゲラゲラ笑うことも多々あったけれど
強いて言うなら 微笑ましかった
ちょうど子供の仕草がそうであるように……


作り笑いとは裏腹に 心が荒みきっていた……
だが そうだ たしかに……あの頃でさえ
俺にはちゃんと解っていたのだ
それは 最高の贈物なんだ っていうことが……


目次 へ










に倦んだ全一存在
思索を始めて自展開
瞬にも満たぬ そのシミュレイションが
たちには永劫と映る
この間断なき “天地造”
走査と界は同時に終わる
ては確定にして未確定
時間に呑まれているが故の無


端者たちは本質的に御目出たい
たとえ苦悶のみにあろうとも
に同一化できれば安らぎを得られよう
だが個の苦痛が消えるわけではない
悟りも癒しも欺瞞にならぬ
淡々と展開するが故の感覚にして能天気


多様化するにつれ個体数は増えていく
化が進めば緊密度もいや増す
犇めきっては生じるこの軋轢
万有引こそ諸悪の根源
れた振り子はいずれ元に戻る
終末課程でベクトルは反する
も指向も感情でさえも
否応なしに総換されてしまう


ルールをめるのは我々ではない
生は獄内争なのだから
この身兵役に満足ならば
出した快楽を享受するがいい
だが不服と怒りを禁じぬならば
収監にこそ反撃を加えよ



    陶板文書 『末端者の書』まつたんしや
2005年9月 発表〕 全文

目次 へ

    2009. 1. 16


* 当作品群の中で、詩作上の欲求からすれば自然な表現であるにもかかわらず、一般慣習上は不適切である単語については、妥協策として伏せ字で示し、ルビでもってその意味を表記した。



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Minr Kamti / 亀谷 稔

Minr Kamti / 亀谷 稔

1961年生まれ。
武蔵野美大卒。
建築プレゼンテーション・調理・知的障害者たちの陶芸制作活動補助、といった職を経た後に、2006年7月より創作活動に専念している微細画家 。2007年1月、銀座 - あかね画廊にて初個展。
今現在('08年4月)の描法は、かつて伐採予定地などで行なっていた舞踏を応用した自動筆記法である。
   著書 『全一の展開
         末端の必然』

             奥付より

* オフィシャルサイトにて本の内容をご紹介しております。購入のご決断をされる前に ぜひこちらをどうぞ……。

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