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『誇大妄想展開領域』 黒のカラーケントに メタリック系ボールペン

誇大妄想展開領域

Wild Fancies, but………

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続 俺なら こう終わらせるぞ  マトリックス Revo.

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前略。SASURAI 様。


 映画は “完結した” はずなのに、なんで また、今週も……としんでおられることでしょう。
 実は 前回の記事、およそ5年前に突然おとずれた初めの妄想と全く同じものではないのです……。


 これほど年月が経てば、その間 潜在意識も水面下で仕事をするわけですし、SASURAI さんとの対話に際して より リアルなストーリー展開を、という意識も働いていたのでしょう……結果的に言って前回ご披露したアイディアは、オリジナルと比べて幾ぶん “地味な” ものとなりました。つまり、書きながら そのように遷移していくことを自覚しつつも敢えてそれを止めなかった、ということなのです。


 そこで今回は、いま思い返せば かなり荒いものだと認めざるを得ないの妄想をご紹介いたしましょう。
 まあ、「荒い」 とは申しましても発想としてつまらないというわけではなく、生まれたての妄想 〔正に Wild Fancy〕 としての面白みは むしろこちらのほうが上ではないかと思っています。


 では、“MATRIX REVOLUTIONS Proposer's Edition Orisinal Version” を、どうぞ……。






 俺なら こう終わらせるぞ マトリックス・レボリューションズ



   マシーン シティーの内部を独り彷徨っていたネオが、神のごとき巨大な顔として顕現したマシーン コンプレックスの 《使者》 と接触する………。


 オリジナル ヴァージョンもまた ここから始まります。




 全マトリックス世界は既にエージェント スミスの手中に落ちている……。
 第2作 『マトリックス・リローデッド』 で布石が置かれていた動向の その当然たる帰結   マトリックス世界に “生きて” いた全ての人間がスミスと化していくという 滑稽なまでに醜悪な浸食劇   は、総体としての人類が現に行なっている活動のパロディーに他なりません。第1作でスミス自身が述べていたように、ヒトという種族は惑星 地球におけるガン細胞なのですから……。このメタファーがさほど頻繁に取り沙汰されないのは、逆に多くの人々が心の奥底ではその真実性を察知しているからでしょう。愛と思いやりをモットーとするこの自分たちがガン細胞などであるはずがない、というわけです。
 この人類観について殊更なにかを論じるつもりはありません。ただ 弱者は辛い実状の認識を避けるのが常だ、というまでのこと……。


 スミスにしてみれば、ネオを倒さない限り世界を制圧したことにはならない。そして このことは、本人が一番よく知っている……。彼は己がネオの 《影》 であることをから承知しているのです。だからその “相方” を激しく求め、強く欲する……。
 《光と影の統合》 という深層心理学的モチーフは、大抵の場合、《光》 の都合で語られることから逃れられません。何故ならば私たち 即ち自我意識は、もともと Light Side に身を置いているからです。Dark Side とは、闘って征服すべきもの、あるいはせいぜいのところ、努力して克服すべきもの……といった認識が普通でしょう。西洋文化圏にあっては正にそれこそが伝統なのです。
 ところが、自他ともに最も実用的かつ懸命な対処法は、と言えば、〔先日、音楽づくりの Nさんが いみじくも仰っていたように〕 《影》 と和解すること……なのです。たとえそれが如何にしいものであろうとも……。


 土砂降りのマトリックス世界で繰り広げられるネオスミスの大決闘……。
 ですがその前に、マシーン コンプレックス 〔その正式名 「デウス・エクス・マキナ」 はラテン語で機械仕掛けの神の意〕 との契約について語らなければなりません。死闘に勝利したに、《光》 は何を与えられるのか……?


 ここがオリジナル ヴァージョンの際立ったところ……。ネオは全能者にこういう条件を持ち出します   -


 もしも私が勝ったならば、トリニティを生き返らせ 永遠に結合させてほしい。二度と再び 別れることがないように……。

 トリニティの全人格と全記憶の記録が存在することは大前提……物語の中においてさえ 今さら議論させる必要もありますまい。
 ここで云う結合は単なる比喩ではなく、文字どおり新たな個体として誕生させる 〔製造する〕 ということ……。むろん身体の大半が機械で構成されたアンドロイドとして、です。
 その形態を想像してみるに、昔日のアニメ 『マジンガーZ』 に出てきた あしゅら男爵のごとき、正中線 対的な半陰半陽という造形も面白いでしょうが、いちおう リアルな実写映画としては、SFX技術を駆使して、二人の造形を細かく ピッキングした上で それらを左右対称的めた、見た目はごく普通の姿形、という線が無難でしょう。表情すなわち顔面筋肉の動きは、キアヌ・リーブスキャリー=アン・モス それぞれの演技をモーション・キャプチャーで取り込み、合成して作ります。当然のことながらこのキャラは完全なるCG作品……。


 上記の存在は未だネオのイメージに過ぎませんから、この時点では映像として登場いたしません 〔“作者” たる私には見えていますが……〕。ところが実は、物語そのものの展開論理に従うと、けっきょく、一度も視覚化されることなく終わらざるを得ないのです。それは何故かというと……


 決戦が行なわれ、形の上ではスミスが勝利する……光と影が相殺され、両者ともにマトリックス世界から消滅する……。


 この課程を通じて皮肉にも露見してしまうのは、マシーン コンプレックスすなわち神が契約を守ろうとするならば、スミスをもまた復活させなければ済まされない、ということなのです。光あるところには必ず影あり……というか、両者は互いに相手の存在を必要としている、ということ……。
 律儀な機械である神は、たとえその相手が敵であろうとも約束を破ることはできない。もしもそんなことをしたら、神の沽券に関わるわけですから……。そのため、上の陰陽アンドロイドに第3の人格を付け加えるという運びになる。つまり、文字どおりの三位一体が誕生することになるのです……。
 ヒューゴ・ウィービングの顔面演技をも取り込んだ修正キャラの造形は、その役柄とは裏腹に、さほどグロテスクなものにはならないでしょう。客観的に観て3人とも、なかなか気品のある顔付きをしていますからね。まあ、ヒューゴは少々 バタくさい嫌いがありますが、うまく融合させれば かえってエキゾチズムの権化のごとき “混血児” が出来上がると思います。どうぞ御自分の想像力を存分に駆使してお楽しみ下さい。


 ところが……!
 私の WILD FANCYは、とてもこれだけでは留まらなかったのです。


 その素性からしてモニターであるマシーン コンプレックスは、三者の意識=存在状態が均衡を崩した場合に全意識を制圧してそれを統御する、《観察者》 を封入し忘れるほど能天気では有り得ません。この人格は心身の最奥に潜ませるべき存在ですから、普段その姿を現わすこともなければ、他の3人に気取られるようなこともないでしょう。言ってみれば、最悪の極限状況に至って初めて起動するセキュリティ ・システムのようなもの……。
 だからと言って、エンタメ大作に徹するのであれば映像化しないわけにはいかないですから、こう表現しておきましょう   -


 着衣姿ではにならぬ部位……そうですね、腹部は臍下丹田の辺りに、マシーン コンプレックスの分身たる 《使者》 の大顔がついている……。
 ちなみに、この顔はまだ映されず、この時点では観客の目に触れません。


念のため お伝えしておくならば、このイメージはオリジナルの妄想には含まれていませんでした。あたかも、当時さずかった種を速やかに成長させたものを今みている、といった感じでしょうか……。



 そろそろ物語も佳境に近づいてきました……。ザイオンを攻撃していた機械たちが群舞を舞い、戦争終結を悟った人々の歓声の中、やがて地殻 上層へと去っていく……
 ……前に、機械群はその動きを同調させ、破壊の跡いちじるしいメイン ポートは大ドーム内の上方で、巨大な一つの顔を形作る……。もちろん新生トリニティの顔面です。ある者はそこにネオの表情を見、ある者は 〔オリジナル〕 トリニティの笑顔を垣間見るでしょう。あるいはてエージェント スミスを目撃したことのある叛徒の中には、何か解らぬ不気味な雰囲気が微かに漂っていることを、直感的に見抜く人だって居るかもしれません。
 とはいえ、けっきょく人は己の見たいものを見る……。終戦を喜ぶ同胞たちの中にあって、己が察知した嫌な予感を自ら否定するのが落ちでしょう。
 誰からかともなく発せられ、だんだんその声量を増していく、
「Neo! Neo! Neo!」
 の大歓声……。


 更新されたマトリックス世界に朝日が昇る後日談……これは映画どおりで構いません。むしろ、本当のエンディングとの対比効果という観点から、極めて重要なパートです。
 場面は再びザイオンのメイン ポート……。新生トリニティの顔は未だ形を保っていますが、踊り狂う人々の大半はもうあまり注意していません。そんな群衆をドーム上方から見下ろす、神々しいまでに無表情の巨顔……。
 やがて映像は新生トリニティそのものの顔へと遷移していく……。
 5秒間の静止……。


 カメラは少しズーム ダウンした後、徐々に下方へと移動していく。生まれたばかりの “生き物” ですから、当然のこと 全裸でしょう。だから、そこには……
 腹部 中央についている 《使者》 の顔……その揺るぎない二つのが、大スクリーンからじっとこちらを見つめている………。


♪ ASATOOMAAA SAANUTOOOMAAAYA, ASATOOMAAA SAANUTOOOMAAAYA……… ♪
〔エンドロール〕



 またまた最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。




Minr Kamti
http://mousoutaha2.blog105.fc2.com/


    2009. 4. 7 続




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Minr Kamti / 亀谷 稔

Minr Kamti / 亀谷 稔

1961年生まれ。
武蔵野美大卒。
建築プレゼンテーション・調理・知的障害者たちの陶芸制作活動補助、といった職を経た後に、2006年7月より創作活動に専念している微細画家 。2007年1月、銀座 - あかね画廊にて初個展。
今現在('08年4月)の描法は、かつて伐採予定地などで行なっていた舞踏を応用した自動筆記法である。
   著書 『全一の展開
         末端の必然』

             奥付より

* オフィシャルサイトにて本の内容をご紹介しております。購入のご決断をされる前に ぜひこちらをどうぞ……。

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