『誇大妄想展開領域』 黒のカラーケントに メタリック系ボールペン

誇大妄想展開領域

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サロン 銀座四丁目 外伝

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「微細画の非在世界」展 DM  これまでの宇宙に嘗てなく、これからの宇宙にも決してない何かを……  そんなことにでもなったら、全存在史のなかのこれまでの存在こそ、まったくの無意味、まったくの無内容、まったくの零虚無となりはててしまい、……永劫の微塵のなかへ投げすてられてしまう……
   埴谷雄高 『死霊』 より
* 「微細画の非在世界 Ⅱ」展 DM  光というものは無かった。
 闇というものも無かった。
 そして、無さえも、なかった……それに似たものの片鱗ですらも……。  ただ 《全ての全て》 だけが、満遍なく、微動だにせず存在していた。
   『全一の展開 末端の必然』 第1章 第1~4節
* 「非在世界 Ⅲ 微細画の破綻」展 DM  そのとき、何者かが、語りかけてきた。いや、語りかけてきたように感じた。………その他者性を帯びた語りは、……… かれ自らの最奥部から到来したものだったのかもしれない。
   『全一の展開 末端の必然』 第8章より






はじめに   

 正編および続編と同様に、この番外編もまたフィクションです。作中で描かれている数々の対話は、必ずしも実際に個展会場で交されたものではなく、別の場所で別の時間に行なわれたものや、仮に実現していたならばそうなっていたであろうもの、などが含まれているのです。……当ブログはそのタイトルどおり、事実と妄想との間になんら区別を設けてはおりません。

    筆者




<作品 ・美術> 『臨界高度 (よのはて)』 820m/m×530m/m     毎回の個展の際、会期初日に初めて自分の全作品を一望にできるんです……。まあ、搬入が終わったときにも見てるわけですけど、そのときは とても余裕がないですからね。
    あぁ、そう言われてみれば 私もそうだわ。いま初めて気がついた……。狭いアトリエしか持てない貧乏画家って、その点 ほんとに不便だわね。
    俺は むしろ楽しみにしてますよ。その1年なり半年なりの間に、自分がいったい何を描きたかったのか ようやく認識できるわけですから……。
    今回は なんだったの?
     カオスからコスモスが立ち上がってくるところ、でした。


*     君の絵には全体的にドミナント*を感じるね……どれも トニック *に戻りたがってる。
    ああ、まさにそのとおりだと思います。今ちょうど過渡期 ということで……たぶん、1オクターヴ上のドに向かっている んでしょう。




<音楽>      音楽は心ではなく身体で聴くものです。
* Classics AGATSUMA Ⅲ / 上妻宏光 (CCCD)Classics AGATSUMA Ⅲ / 上妻宏光 (CCCD)     さっき階段 あがってきたら津軽三味線の音が聞えたから、てっきり亀谷さんが弾いてるんだと思いました。
    いえいえ、私は弦楽器 だめなんです。ほら、爪が元もと長すぎるんですよ。指の腹よりも前に出てしまう……。
    楽器は 全然……? いかにもピアノを弾きそうな指をしてますけど……。
    まあ、ピアニカ なら持ってます。
    ピアニカ……?
    メロディオンとも鍵盤ハーモニカとも云われるもので、のように息を吹き込むことによって音を出す楽器です。
    それに鍵盤が並んでるんですか?
    ええ。せっかくだから ということでプロ仕様のものを買ったので、37鍵……。
    じゃあ、けっこう上手なんだ……。
    いいえ、全然 だめですね。……ここ2年ちょっとの間、私なりに練習してはみたんですが、やればやるほど自分には音楽的素養がないということを思い知らされていくばかりで……。半年ほど前からは、もう全ぜん 手にも触れなくなってましたね……。
    おや、過去形ですね。 ということは……。
    十日ほど前に祝いの席があって、楽器持ち込み自由 だったんです。……で、そこで “デビュー” しようと いきなりテンション上がりまして……。そういう場ですから、当然 片手に持って弾くでしょう。それまで必死にやって 結局 ものにならなかった、両手奏を断念したんですね……それから、鍵盤を見ながら弾くことを……。何かを手に入れようと思ったら、いま持ってるものを手放さなきゃなりません から……。そうしたら ブレイク スルーがやって来ました。やっぱり 楽器は感覚で……身体で覚えるもの なんですね。
    どんな曲を弾いたんです?
    ちゃんとした曲なんて、とても とても……。ジャンベ……アフリカ太鼓とのデュオだったから 何とか さまになっただけで……。
    そんなことはないでしょう。
    いやあ、絶対音階 もってないですから、同じキーを2小節と維持することができません!
*     あっ、どうも どうも……。先日は突然のジャム セッションをご一緒させて戴いて……本当にエキサイティングな体験でした。
    いや いや、こちらこそ……。 カメちゃん、ピアニカ 弾けたんだ……。太鼓だけかと思ってたけど……。
    いやあ、それが ごく最近なんですよ。第1回個展が終わったとき、自分への まあ 褒美として 買ったんですよね。前々からピアノに対する異様な憧れがあったもので……。
    へえー、そうなの? そのわりには堂が入ってたじゃない。すっげえ ジャズっぽかったし さ。
    人前でのデビューだったから、あれでも内心 緊張してたんですよ。
    ほんと? マジかよー。
    それに、ドミナント モーション*とれなくて 冷や汗かきました。S さんがリズム ダウンし始めてるから こっちも終わらなきゃ、って思うのに、いっくら弾いてもトニックに戻れなくて……。
    えっ、そうだったの? 全然 わからなかったよ。てっきり ギリギリまで引き延ばしてるのかと……。
    そう思われてるだろうな、って思ってましたけどね……。“カデンツ!* 違う。 カデンツ!* まだ ダメだ。カデンツ!” の連続だったんです、実は。
    まいったなぁ。




<映画>     『レッドクリフ』の琴の場面、凄かったね。 わたし、もう鳥肌が立ちっぱなしだった。
    俺なんか 背筋に寒気が走りまくったよ。その上 涙が滝のように流れてきて……。
    「Part Ⅱ」 は観たの?
    いや、まだなんだ。個展 終わってからのお楽しみ さ。
    予告編にも出てたけど、 孔明が “風を起こす” 場面 しってる?
    うん。何回も観たよ。
    あのとき 金城 武が左手で作るポーズ……わたしたちの気功の先生気功で読み解く老子 / 廖 赤陽 (春秋社)がよくやるのよ。
    どうして?
     施術するときに中指の関節を保護するため に なんだって……。推理の “推” に “” と書いて、スイナ って読むらしい。
    へえー。
    ……でね、先生の先生へと ずうーっと溯っていくとね、諸葛亮孔明にまで行っちゃうんだってよー!
    えーっ、マジかよー。
*     この作品007 / 慰めの報酬 (2枚組特別編) 〔初回生産限定〕 [DVD]では2箇所、心の琴線に触れられた場面があって……ボンドに抱えられた旧友マティスが息を引き取る直前に、彼女* を赦してやれ……そして おまえ自身を赦せ、って言う場面……。もう1箇所は、それぞれの復讐を遂げたカミーユとボンドが最後に別れる場面……。あなたを解放してあげたい……でも だめね、地獄はここにあるんだから、って互いの額を触れ合わせるところ……。通算18本 観ましたけど、泣ける 007 なんて初めてです………。
    ……………




<コミュニケーション>     あのぅ……話が変わるんですが……。
    えっ? あっ、はい。
    実は おれ、貴女のブログに読者登録してるんです、2ヶ月ほど前から……。
    えっー! うっそ でしょー?!
    ほんと、ほんと。嘘なんかじゃありません。
    でも、どうして……? 絵描きさんが読んでも全然 ためになんかならないような、ビジネス系自己啓発無料でやってる “ご相談もの” なのに……。 それに、あのブログがわたしの運営しているものだ って、どうして判ったんですか?
    さっき芳名帳で御名前 みたから……それと 住所と………あとは直感です。……ご本名だったんですね、▽△って……。
    それが、違うんですよ。 本名……っていうか戸籍名は、いっさい公の場には出してません。 このプロジェクトはきっと知名度が上がるな って、立ち上げた段階で解ってましたから……。
    そうですか……。さすがに周到ですね。ちゃんと防衛線を張っていらっしゃる……。
    ええ。……ブログ上では そうとう強気な発言を ズッバズバ 発してますけど、実はこれまでに かなり痛い目にあってますから……。
    ああ……それは何となく解ってました、歯切れのいい文体から 逆に……。
    えっ?! そうなんですか? なんか、やだなぁ、見透かされちゃってるみたいで……。
    いえいえ、大丈夫……。Kuuki じゃなくって、行間の読めない奴ら ばーっかりですから、この世の中は……。
    そうですね……。でも、オマエラ 行間を読んでくれよ って、いつもいつも思ってましたね、ぶっちゃけ。……だから、そんな 弱いわたしを見透かされたようで……やっぱり ちょっと悔しいかな。
    そこ、そこ! こんなこと言うと失礼かもしれませんけど、そこが貴女の素晴らしいところなんですよ。だって……強かさ っていうものは、それまでに乗り越えてきた苦しみの報酬なんですから……。
    ぎゃーっ、そっこ まで言ってくれちゃうわけですかーっ?……心の琴線に触れられまくりで、なんか、やっだなー。
    すみません……。あのぅ……この際だから、貴女が怒って すぐに帰っちゃうかもしれないことを覚悟の上で、敢えて突っ込んだこと 言わせてもらいますけど……。
    ちょっと、ちょっとー、やっめて下さいよぉーっ!あたし、あなたを殺したくない。
    しーっ! 声が大き過ぎます。事務所に画廊の人が……。
    あたし、本性はすっごく執念深い質で……自分でも歯止めが利かなくなるときがあって、これまでにも………。
    ああ、その点だったら、どうか ご心配なく……。おれにも どうやら並外れた黒魔術の才能があるらしくて………油断してると そいつが自動的に稼働しちゃうんで、あえて意識的に自己防衛機能だけに特化させてるくらいですから……。言わば 専守防衛 ってやつですね。 まあ この国の軍隊みたいに 他人の領土まで ノッコノコと出向いていく羽目にならないように、誰とも同盟関係なんか結ばないようにしてるし、わざと結界を強化する仕事にだけ全エネルギーを仕向ける必要はありますけどね。
    ってことは、絶えず気を張り詰めさせておかなけりゃならない、と……?
    そのとおり。
    そうですか………。ならば……あたし覚悟して聞かせてもらいましょう……。
    それでは 参ります……。さっき話した 貴女の文体から感じ取れるんですが、いま ▽△さん、そうとう きついステージに立たされてますよね、ほかならぬ貴女ご自身によって……。
    ……………………。
    でね、おれが言いたかったのは、本当にもう駄目だ……これ以上は続けられない、って心底から感じたら、重荷を投げ出しちゃっても構わないんじゃないかな ってことなんですよ。
    重荷 って、あの “ご相談” ブログのこと……?
    そうです、もちろん! ……だって ▽△さん御自身がつぶされちゃったら、本当にあのブログを必要としていて、しかも依存心を持たずに日夜 たたかっている……まあ おそらくは、全アクセス者の中の ほんの一握りの読者さんたちにとって、致命的なまでの痛手になる可能性があるわけでしょう……? こんなこと ズケズケ言ったら酷かもしれませんけど、たとえ僅かでも 本当に頼りにしてくれてる人たちがいるのなら、その人たちに対する責任が、きっと あるんだと思うんです。つまり、たとえ見かけ上は見捨てることになっても、共倒れにならないように、我が身を守らなければならないときだってあるんだ と……。
    …………………………。
    すみません、本当に……。きょう初めて会った人に こんな不躾なことブチマケルなんて、おれ、どうかしてるよな。
    いいえ。……そのこと、自分でもよく解ってたんです。でも 認めたくなかった……。それで、完全に八方塞がれだった……。 本当は、誰でもいいから 他人にそれを言ってほしかったんです。そのことが今 はっきり解りました。 だから……もう大丈夫です。明日からまた闘える……続けられます。
    ほんとうに……?
    ええ、もちろん! あまりわたしを甘く見ないで下さいね。こう見えても魔女の血を引いてますから……。
    わおーぅ。 じゃあ、空も飛べちゃう とか……?
    ちょろい、ちょろい。
    おーっし! ………でも、必要以上に頑張り過ぎないで下さいね。……Take it easy,Lady. But,………ホカ ヘイ!*


〔'09. 7. 27 追記〕

<オカルト>     ヴァンパイアって本当に存在するんだよね。
    うん、いる 居る。
    ヴァ…ヴァンパイアって 吸血鬼のことですか?
    いや、実際には血を吸うのではなくて、エネルギーを吸い取るんです。
    わたしなんか 何故かそういうの引き寄せちゃうほうだから、きちんと結界を張っておかないと……。
    ……………
    本当なんです、って。彼らはべつに意識的にそうするんじゃなくて、身体のレヴェルで無意識的に 相手のエネルギーを盗む んです。
    そう そう。奪われたほうは疲労困憊するのに、逆にすっきりして帰っていくの……会えて嬉しかったよ、なんて言ってね。
    …………………
*     ああ、これ全一の展開 末端の必然 ですね……。買います、1冊。
    えっ? 本当ですか? ありがとうございます。
    いやあ、大作ですね、これは……。
    いま 領収証を書きますから……。
    あっ、いいですよ。要りません。
    いや、確定申告のときに私が必要なので……。あとで資源回収にでも出して下さい。


    うっわー錚々たる “顔ぶれ” ですね、この4人……
    まあ 私にとっては、思想上の恩人たち、といったところですかね。
    僕はグルジェフ自身の作品は読んでないんです。ウスペンスキーが彼とその 《システム》 について語った本だけで……。
    奇蹟を求めて奇蹟を求めて―グルジェフの神秘宇宙論 (mind books』 ですね……。
    そう、そう。……あのう、ひとつ訊いてもいいですか?
    どうぞ……。
    以前から気になってたんですけど、あの二人が決別した本当の理由は何だったんですか? たしか 弟子だったウスペンスキーのほうが離れていったんだ、と……。
    そうですね……結局 グルジェフのことが信用できなくなった、ということだったんでしょう。初めは全てを説明した上で導いてくれたのに、やがて 多くを語らないまま ただ身体エクササイズを教えるだけになってきた……つまり、弟子たちに理解させて・その同意の下に教える のではなくて、言はば 絶対服従を強いるようになっていったんです。それが 知識人としてのプライドと力量を持つウスペンスキーには とても我慢できなかったんじゃないでしょうか。




<身体 ・意識 ・宇宙>     地獄に生きることが常態である者には、スランプなんてものは有り得ない んです。
*     古武術家の甲野善紀さんの話だとね、身体がいちばん効率よく動けるのは、もう筋肉なんかに頼らなくなって 動作の無駄が無くなってくる五十歳代なんだって……。だから、この八半世紀 どうやらお互いにサボってなかったわたしたち さぁ、これからがピークの 昇り調子ってわけでしょう………。ねえ ちょっと 亀谷くん、聞いてるの?!
    にぃんげん~ ごじゅうねんん~。 ぁ にぃんげんん~ ごじゅうねんんん~っ!
     ✪ ✪ 〔'09. 5. 26 追記〕 *      子の心 親知らず……。当然 こっちのほうが罪が重いでしょう……だって、ては自分自身が子供だったんだから……。辛いことは忘却の淵に沈めてしまう……なく生きていくためには まあ、仕方がない この性質が、延々 抑圧の連鎖を後代に繋げていくんです。
*     “笑顔の輝かない者は 星になれない”
    誰の言葉、それ……?
    ウィリアム・ブレイク……。




    2009. 5. 19 了




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Minr Kamti / 亀谷 稔

Minr Kamti / 亀谷 稔

1961年生まれ。
武蔵野美大卒。
建築プレゼンテーション・調理・知的障害者たちの陶芸制作活動補助、といった職を経た後に、2006年7月より創作活動に専念している微細画家 。2007年1月、銀座 - あかね画廊にて初個展。
今現在('08年4月)の描法は、かつて伐採予定地などで行なっていた舞踏を応用した自動筆記法である。
   著書 『全一の展開
         末端の必然』

             奥付より

* オフィシャルサイトにて本の内容をご紹介しております。購入のご決断をされる前に ぜひこちらをどうぞ……。

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