『誇大妄想展開領域』 黒のカラーケントに メタリック系ボールペン

誇大妄想展開領域

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ターミネーターとレジスタンス  X+2

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まず T-R X+1を読む







終わらせる者抗う者 X+2
     詳細ガイド&裏設定   -

<人物設定 (続)>  第2話 「殉死」 に登場して、鮮烈な印象を読者の心に残すサクラ……。この日系人女性も またカムティと同様、拙著における数少ないオリジナル・キャラクターの一人である。
 カムティ・“ミノーラ” が日系三世であり、しかもその母方の血筋はアメリカ先住民 (オグララ・ラコタ族) であるのに対して、サクラのほうは二世……というよりもフランス系アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれたハーフであるという設定なので、日本の伝統文化に関する知識および直感は、彼女のほうが遥かに上を行っている。


『S a k u r a  1 9 8 9 - 2 0 1 9』
 機械軍との戦争時代という 正に近未来的な極限状況において、彼女の特技の一つがであるという一見 奇妙な設定を敢えて行なったのは、極めて過酷な環境にあってさえも、人間というものは 自らのルーツを大切に思う感受性を失わずにいられる、ということを示したかったからに他ならない。ちなみに、彼女に弓道 (および薙刀) の手ほどきをしたのは、鹿児島県の出身で、「男 (薩摩隼人) に生まれるべきだった」 と自他ともに認められていた実の母親である。
 ……ここで お察しの読者もいらっしゃるかもしれないが、「サクラ」 という名は、春に満開の花を咲かせる木本植物のサクラからではなく、現地の有名な火山 桜島からとられたものなのだ。


 物語の進行上 割愛せざるを得なかったが、第6話以降で描かれていく野生動物救出ミッションにおいて、カムティと2人の “若武者” が敵の輸送機に乗り移る際に使ったワイアとランチャー付きのボウガンは、生前の彼女が自ら拵え・装備していた小型アーチェリーを改良・発展させたもの、という設定だったのである。


 第2話では、サクラの他にも5人のオリジナル・キャラクターの名が挙げられている。ミカル・ローター・スノウ・アリス、そしてフロイドである。
 カムティの語りを通じて描写されるストーリーそのものの “現在” は、彼自身とサクラ、そして隊長役を務めるバーンズ (「T4」 に登場するジョン・コナーの右腕) という残存隊員3人が敵地を脱出する最終局面であるから、その時点では既に5人は死んでいる。 この5人の中で、僅かな言葉ながらも 直せつ言及されるのは、ローターとアリスの2人だけ……。そして 語り部が自らの記憶から再現するのは、彼らの死の場面なのである。
 ターミネーター T-600の強力な一撃によって肝臓を潰されたローターと、後ろから不意打ちを食らって撃ち殺されたアリス……。 助かる見込みのない前者の肉体的苦痛を止めた……つまり “とどめを刺した” のは他ならぬカムティ自身であり、後者の背後に現われた敵を一撃で仕留めることに失敗したのも彼だったので、これらの場面について語っている当人は、相も変わらぬ罪悪感に捕らわれかける……。
 ところが、結果的には成功を収めることになる 難易度の高いこのミッションのために それぞれの命を落とした6人の仲間たちによって、“救われる”
 最後に彼は、まるで自分に言い聞かせるかのように 呟くのだ   -


 しかし……あらゆる事象は取り返し不可能だ。過ぎてしまったことを悔やんだところでどうなるものでもない。




 上述のバーンズをはじめ、拙著には、「ターミネーター・シリーズ」 における既存キャラクターたちが幾人か登場する。第6話以降でチームを組み・力を合わせてミッションを完遂へと導いていく、カイル・リーススター (ザ・グッド・ブラッド) については後に詳しく語ろう。とくに後者は、「T4」 に初登場した時点で9歳だったものを17歳に成長させて描いた、という経緯もあって、筆者にとって非常に思い入れの強いキャラなのである。


 ターミネーター神話における最大のヒーロー、人類の救世主たるジョン・コナーについては、第5話に一言だけ、第7話にやや長い本人のセリフが用意されている (「もしも 同胞が心底から訴えているその言葉を踏みにじるのであれば、そのとき我々は人間であることをやめてしまう、ということを意味するのではないのか……?」)。
 そのジョンのパートナーであり、抵抗軍前哨基地における医療全般を治めているケイトは、単にコナーを陰で支えているのみならず、真の人間性……つまり、本来そうあるべき姿を決して見失わない、本当に信頼の置ける女性である。第7話に そんな彼女の真価が発揮される場面がある (「動物たちの命だって 生命重さに変りはないでしょ? やらなきゃ いけないのよ、絶対に……」)。
 機械軍に実の兄を殺された (「T4」 初盤) バーンズは、いまだその憎しみを昇華しきれていない。そのため、ややもすると人命や人間性よりも攻撃を優先させてしまう傾向がある。基地内でも最大のタカ派である彼は、同じ第7話で、大地そのものを徹底的に破壊してしまうような攻撃は控えるべきだ、と皆を諭すブレアに対して、内心の不満をらせるのである。
『B l a i r  1 9 8 9 - 2 0 2 9』
 ブレア・ウィリアムズがオグララ・ラコタ族のフル・ブラッドであるという設定は、拙著における全くのオリジナルである。この魅力的なキャラクターの個人的バックグラウンドについては、「T4」 で当の役を演じたムーン・ブラッドグッドが想い描いた 役作りのためのイマジネーションが既にあったが、そこでは血筋そのものについては触れられていない牧場育ちであるという生立ちと、軍のパイロットであった父親から (非公式に) あらゆる航空機の操縦を習った、という履歴は、上記の生まれと必ずしも矛盾するわけではないのだ。
 ムーンの創造と筆者の想像とを自然に結びつける かなり現実的な裏設定を付け加えておくと、サウス・ダコタ州にある居留地に生まれたブレアは、いまだ合衆国政府や一部の国民たちから差別を受け続けている部族の中で彼女を育てることを良しとしなかった実の両親によって、物心つく以前に “心ある” 白人夫妻のもとへ養子に出されたのである。それゆえ 出身部族の文化・慣習については、ハーフであるにも拘わらず 居留地で育ったカムティよりも 遥かに疎いのだ。
 そのブレアスターを養女に迎える、という成り行きは、この女性のキャラクター心理上、ごく自然な展開であると思われる。ついでに述べておくと、「ザ・グッド・ブラッド」 という スターが自らに付けたミドルネームは、既にお気づきのとおり、上記 女優の名字 「ブラッドグッド」 に因んだものなのである。
 最後にもうひとつ白状しておくならば、アメリカ先住民というアイディアは、韓国人の血も引いているというムーン・ブラッドグッド本人の容貌から閃いたのであった。


『B l a i r  W i l l i a m s  i n  2 0 1 8』



    2009. 12. 06 続




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Minr Kamti / 亀谷 稔

Minr Kamti / 亀谷 稔

1961年生まれ。
武蔵野美大卒。
建築プレゼンテーション・調理・知的障害者たちの陶芸制作活動補助、といった職を経た後に、2006年7月より創作活動に専念している微細画家 。2007年1月、銀座 - あかね画廊にて初個展。
今現在('08年4月)の描法は、かつて伐採予定地などで行なっていた舞踏を応用した自動筆記法である。
   著書 『全一の展開
         末端の必然』

             奥付より

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