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ターミネーターとレジスタンス  X+3

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まず T-R X+1T-R X+2を読む







終わらせる者抗う者 X+3
     詳細ガイド&裏設定   -

<時代設定>  第1話 「贖罪」 における物語現在は2019年の6月……『ターミネーター4』 で描かれている事件から8~9ヵ月後のこと、という設定だ。
 ちなみに、「T4」 における正確な月日設定は (手持ちの資料を見た限りでは) 明かされていないが、天候や風景などから推測するに、おそらく中秋ではないだろうか。“核の冬” の名残りと地球温暖化とが相殺された結果、この時代の気候は2009年現在と大差ないだろうと考えられる。


 語り部であるカムティは1971年の夏至、つまり6月21日生まれという設定であるから、この日 かれは満48歳になったわけである。
 自我に目覚めた軍事用コンピュータ・ネットワーク・システム 「スカイネット」 が人類に反逆を起こした年、つまり 《審判の日》 は2008年 (8月29日) の出来事   というには あまりにも深刻だが……なので、それから11年後の世界 ということになる。
 また、このSF神話体系における既存キャラクター群について言っておけば、人類の救世主たるジョン・コナーが この時点で34歳、ブレア・ウィリアムズが (おそらく) 30歳カイル・リース17歳、スター 〔後のグッドブラッド=ウィリアムズ〕 が10歳である。

 余談だが、『ターミネーター4』 の物語現在、つまり2018年の時点でジョン・コナーが33歳であるというのは、非常に興味深い符合である。なぜならば   -


 飛躍の28歳、実現の33歳


 という人類普遍的な法則が存在しており、後者 33歳という年齢においては、あらゆる個人がそれまでの人生で意識的・無意識的に取り組んできた “事業” が、一つの到達点に至るからなのだ。
 「T4」 のストーリーおよびその結末を 「ターミネーター神話」 全体の流れの中に置いて評価するならば、それまでは一前哨基地のリーダーに過ぎなかったジョンが、総司令部という厄介なお偉方を払拭し、いよいよ人類抵抗軍における最高指導者の地位を獲得するに至るわけなのだから、誕生する以前からスカイネットと闘うことを使命づけられている彼にとって、正に一生涯の仕事を果たすための一到達点 (=出発点) に他ならないのである。


 ところで、なぜ33歳なのか、ということについて その詳細は不明である。強いて推測できないこともないが、ここはそのように神秘的な事柄について論じる場ではあるまい。実例を若干あげるにとどめておこう……
 イエス・キリストが磔刑に処せられ、その死の3日後に復活した (とされている) のは、33歳のときである。
 坂本龍馬が薩長同盟および大政奉還を成就させた後、京の旅籠屋で暗殺されたのも、33歳のことだ。
 …………。もはや直ぐに思い出すことはできないが、およそ20年の昔、筆者がこの法則について読み知って間もない頃 (最初に誰から “教えられた” のか記憶が定かではないが……カール・G・ユングだったような気がする)、えっ、この人もか? この人も なのか?   という驚嘆の連続だった……。
 極めて卑近な例を付け加えておくと、筆者自身の33歳といえば……結果的に現在の画風へと通じている、誰の物真似でもない自分自身の絵が、とつぜん描けるようになった歳のであった。
 失礼……。本題に戻ることにしよう。




 「カイルの憧憬」 までの前半5作品は一話完結形式の短編となっており、どれを最初に読んでも さほどの不都合は感じないだろうと思う。第2話以降 それぞれの年代設定を列挙しておくと、「殉死」 が第1話と同じ 2019年、第3話 「人の子」 が2021年、第4話 「茨の道」 と 「カイルの憧憬」 が2025年である。正確な日付はそれぞれの “小見出し” を、登場人物たちの年齢は……読者各位、どうかご自分で計算して戴きたい。


 第2話 および 第3話 で扱われている かなりスピリチュアルなモチーフ  死者を取り込む  という発想は、筆者のオリジナルでは全然ない。人間に限らず 他の生物の意識が “入ってくる” という現象については、過去の小説 (たとえば 星川淳 著 『ベーリンジアの記憶』 ベーリンジアの記憶 (幻冬舎文庫) など) でも取り上げられてきたし、世界中の神話における普遍的なモチーフでもあるのだ。
 当然のことながら この概念は、死後も存続する魂というものを大前提としている。肉体上の死を迎えた後も、そこに 「宿っていた」 霊的存在が、この物質的世界に一時的に (場合によっては長期間) 自覚的意識を持って留まる、という考えである。この思想そのものについては、あまりにも複雑かつデリケートな問題なので、ここでは詳しく扱わない。「魂」 なるものの定義から論じなければならなくなるからである。ただ、次のことだけを、誤解を恐れずに敢えて述べておこう   -


 肉体の死後も存続する自覚意識は、我々が元もと持っているものではなくて、それぞれの一生をかけて獲得すべきもの


 ……………………
 サクラに続いてカムティに取り込まれることになるマーカス・ライトが、映画 『ターミネーター4』 の中で こう独白していたことを思い出す……


 強い心人間を創るのだ




 「ターミネーター」 シリーズに馴染みのない方々ために、このSF神話体系の全体的流れを “おさらい” した上で、拙著へと繋げることを目的として書いた番外編、「スターまでの道のり」 (Chapter7.7) を除外すれば、第6話以降の後半6作品は、敵に捕らわれた野生動物たちを救出するという、映画その他のオリジナル・シリーズにおける事件群とは かなり異色のミッションを題材にした連作である。そのため、記事コンテンツとしては最も長大な中篇であるにも拘わらず、「ノアの箱舟」 から 「解放」 までの時間経過は、たったの2日と9時間ほどに過ぎない。その年代は2026年、季節は真夏のことである。
 ここで扱われている “他種生物型ターミネーター” というアイディアは、人類滅亡を目論むスカイネットの発想としては、まあ、あり得なくもないだろうが、映画産業上の現実問題として率直に見るならば、映像化される類の企画には到底ならないであろう。当シリーズにおけるこれまでのストーリー展開を振り返ってみても、生身の人間とサイボーグの対比、人心の本質、学ぶことのできる機械、といった 実践哲学的ともいえるテーマに沿った物語こそが、王道であると考えられるのである。


 とはいえ、たとえスカイネットの標的が人類ただ一種であったとしても、全地球的規模で戦争が行なわれるならば、ヒト以外の生物や大地そのものにも甚大なる損害が及ぶことは自明のことだ。そんな世界にあって、もしも人類が何か肯定的な役割を果たそうと思ったら、単に自らの生き残りと人間性の存続を目指すだけではなく、他者存在たちの存亡にまで想いを馳せなければ 到てい済まされまい。そういう意味で、誰かがこのテーマについて語らなければならなかったのだ、と筆者は密かに自負しているところなのである。


 少数精鋭方式の潜入ミッションというモチーフは、エンタメ・アクション系の十八番とも言えるものだが、純粋に戦略的な視点に立ったとしても、これが極めて有効な方式であることは確かであろう。拙著においては、別の場所で敢行される総攻撃との二本立て、という設定だから、なおさらのこと成功率は高くなるはずだ。
 自分がしぶとくも生き長らえているのは、何か重要な役割が残されているからであることを理解したカムティは、カイルとスターの “兄妹” を導くことに、いつしか生の喜びを見出すようになっていく。野生動物救出ミッションは、正にその集大成なのである。
 「T4」 においてカイルが、日常的にコヨーテを捕まえて食していることが仄めかされているが、彼の狩人としての資質は、おそらく、白人としての狩猟本能というよりは、北米先住民的な感受性の開花によって裏打ちされたものであるのだと思う。自分を鍛え上げてくれた実兄のデレクとれ、独り荒野をさすらっているうちに、“亀の島”* の大地そのものから授けれれたものなのだ。そんな彼が、人類史的に言えば より深いルーツを体現しているスターと出会い、彼女の面倒を見ることを自らの生存の主要な (というよりも唯一の) 目的としている、という解釈 〔カイル・リース役のアントン・イェルチン言〕 は、極めて必然的な成り行きであろう。往々にして人は、ひっきょう自分の鏡である他人を助けることを通じて、自らの本性和解するのである。

 話が前後するが、カイル・リースの戦士としての資質に更なる磨きをかけ、大人の男への成長を促したのは、僅かな時間ながら深く関わることになったマーカス・ライトである、というイェルチンのキャラクター掘り下げは、筆者の見解そのものだと言っていい。 白状しておくならば、第5話における件のパートをめたのは、役作りに対して非常に真摯なこの若い俳優のインタヴューを読むよりも かなり以前のことだったのだ。
 日常生活がサバイバル戦と化した 《審判の日》 以後の世界において、カイルにとって最初の導き手=父親役となった兄デレクとの年齢差は7歳であるとされているが、その “原典” であるTVシリーズ 『サラ・コナー クロニクルズ』において、世界が燃え尽きる日は2011年の出来事であり、そのとき当の兄弟は15歳と8歳なのである ( ファースト・シーズン ターミネーター : サラ・コナー クロニクルズ 〈ファースト・シーズン〉 コレクターズ・ボックス [DVD] 第9話 「誕生日」)。同じ制作陣による 『ターミネーター4』 では2008年のこととされているので、後者に倣った拙著も、保護者を失ったときの兄弟を12歳および5歳と想定している。
 シリーズ中の各作品で同一事件の設定年代が異なっているのは (ちなみに 「T2」 においては1997年)、全作に共通しているテーマ=メッセージ 「運命を変える」 に関係したパラレル・ワールド的表現なのであろう。拙著では全く触れることのなかったタイムトラベルというモチーフを扱うと、世界内存在者たちの意識的・無意識的行動によって、未来が微妙に枝分かれしていくという事態に至るのが普通なのだ。
 劇場公開用映画並みの丁寧な作りを誇る前述のTVシリーズでは、主に2007年の世界が舞台となっているが、未来から送られてくるエージェントの一人としてデレク・リースが登場する。そして、彼がいた未来世界では、いったん離れ離れになったカイルとデレクが、抵抗軍の同志として再び合流しているのである。




    2009. 12. 09 続




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Minr Kamti / 亀谷 稔

Minr Kamti / 亀谷 稔

1961年生まれ。
武蔵野美大卒。
建築プレゼンテーション・調理・知的障害者たちの陶芸制作活動補助、といった職を経た後に、2006年7月より創作活動に専念している微細画家 。2007年1月、銀座 - あかね画廊にて初個展。
今現在('08年4月)の描法は、かつて伐採予定地などで行なっていた舞踏を応用した自動筆記法である。
   著書 『全一の展開
         末端の必然』

             奥付より

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